6.詰音記法


学習のポイント

 詰音の役割を学習。
 詰音ははっきり聞こえない音です。聞こえない音は書かないのが速記の大原則であり、詰音に対しても特別な文字をつくりません。詰音は次の音が出るのを促す意味で促音ともいいますが、速記界ではほとんどの方式が「詰音」という用語を使用しています。

 交差法、平行法の省略の仕方を学習。
【原則】
1.前符号の尾部に後符号の頭部を浅く交差する。
2.交差をすると書きにくいか、交差ができないときは、
 前符号が直線のとき……後符号を負側尾部から書く。
 前符号が曲線のとき……後符号を内側尾部から書く。
 詰音における交差及び平行は各縮記法の基本をなすものです。交差及び平行をする位置によって何を省略したかをあらわす方法です。

〔第8図〕
第8図

清音記法(1) | (2) | 加点字記法 | N尾音記法 | 濁音記法

半濁音記法 | 詰音記法 | 長音記法 | 拗短音・拗長音記法

目次 | Topへ