速記講座【23】 練習時間を生み出そう

 (1) すき間時間を有効に!
 人間というものは、時間がない時間がないと言っていながら、むだに過ごして いることが多いものです。

 今はこういう状態だから時間がない、もう少ししたらあれもやろう、これもや ろうと考えていますが、のど元過ぎれば熱さを忘れるで、しばらくするとテレビ の前に座っていたりしています。

 また、ある用事が済んで、次の用事に移るときに特にむだな時間が隠されてい ます。まず、紙と鉛筆を手にすることです。速記講座を開いてみてください。5 分や10分は必ず練習できます。

 (2) テレビの視聴時間を減らせ!
 何となくテレビを見ているということは多いものです。また、番組の中の3分 の1は見なくても想像がつくものです。そんなときはテレビから離れてください。

 場合によれば、テレビを見ながら練習をすることもできます。ドラマならその セリフを、歌謡番組なら歌詞を、初めから全部書こうとしなくてもいいんです、 その中の気に入った言葉だけでも速記でメモしていったらいいんです。

 (3) 睡眠時間を10分減らせ!
 人間は個人差もありますが、6時間も寝れば十分だそうです。といって、ふだ ん8時間も9時間も寝ている人にいきなり6時間に減らせといっても無理な話で す。

 9時間寝ている人は、まず30分減らしなさい。8時間の人は20分、7時間の人 は10分減らして練習時間に充ててください。

 以上のことをすれば、どんな人でも30分ぐらいは時間がつくれるでしょう。

(反訳)
 要するにその気にさえなれば30分や1時間は
すぐにつくれます。その30分を速記の練習時間に
すると、今までの勉強時間なり仕事なりレジャーの
時間がそれだけ減るということではありません。今まで
浪費していた時間が有効に使えるということです。