速記講座【32】 手紙(2)「時候と安否」

 ○○の候 △△△にはますますご□□の凸凹お喜び申し上げます

 「○○の候」の「○○」に入れる言葉の基本的な例として、

1月→新春、厳寒(の砌) 2月→余寒、残寒 3月→孟春 4月→春暖

5月→晩春、暮春、初夏、新緑 6月→梅雨 7月→酷暑、盛夏、炎暑

8月→猛暑、残暑 9月→新秋、初秋、孟秋 10月→秋冷、秋涼

11月→晩秋、暮秋、向寒(の砌) 12月→寒冷、師走

 「△△△には」の「△△△」は、
「××様、皆様、貴下、先生」などの相手方を記し、

 「ご□□」は、
「ご清祥、ご壮健、ご清栄、ご清勝、ご健勝、ご活躍」、
            あるいは「ご隆昌、ご隆盛」等々です。
     
 「凸凹」へは、
「段、由、趣、ご様子、ことと」など。

 「お喜び申し上げます」にかわるものとしては、
「大慶に存じます、拝察いたします」というところでしょうか。

 その他、安否のあいさつとして
「皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます、ご機嫌いかがでしょうか、その 後いかがお過ごしでしょうか、お元気でいらっしゃいますか」などがあります。