速記講座【1】 3本の矢じるし
まず、覚えるのは3本の矢じるしです。 最初に、時計を思い浮かべてください。針の回るアナログ時計ですよ。数字が 自動的に出てくるデジタルの時計ではありません。その時計の短針は、2時、3 時、4時になったときにどの方向を指しているでしょう。 雨が上がりました。外に出てみると、東の地平線から南の空にかけて、七色の アーチがかかっています。 「あっ、虹だ!」 美しさにしばらく見とれていると、 家の方から呼び声が聞こえてきました。 「お三時ですよ。」 もうおやつの時間だな。 「うれしいな!」 はい、きょうの講義はここまで。 −−−−−−−−−−−−− さて、「おやつ」って、何で3時に食べるんだろう。 実は、昔の時刻の「八つ」は午前または午後の2時ごろからのことだそうです。 そして、この時代は一刻が2時間単位だったので、午後3時ごろに食べる間食 のことを「お八つ」と言うようになったそうです。 さらに、それが現代の時刻に合わせて、「お三時」になったということでしょ うね。 |