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加点インツクキ法
中根 正世
中根式速記協会機関誌「中根式速記」昭和28年3月号〜5月号より


 普通のインツクキ法は、その標として大円とか、小円とか、楕円とか、カギな どを用いてありますが、今度はそれに対して加点インツクキ法という違った特殊 な書き方をすることを説明いたします。

 加点インツクキといっても決して点だけを用いるのではなく、点のほかに長さ 1ミリ……普通の基本文字の短い方の3分の1くらいの長さの直線や曲線をもあ わせて用いるのであります。曲線は小円の半分ぐらい、すなわちパピプペポのと きの小カギの符号と思えば間違いありません。

 まず、ここに掲げた例のとおり、それぞれインツクキの符号を定めます。そう してこの符号をつける位置は、いずれも右または下でありまして、例題に示すと おりであります。


 例題の説明(1図)




 このうち、イの符号は文字に対して平行につけます。その文字が直線であって も曲線であっても常に平行の形につけます。これに反してツの符号はその文字に 対して直角の形になるようにつけるのであります。すなわち垂直になるようにつ けるのであります。それからクの符号は外側に向けるに対して、キの符号は内側 に向け、またチの符号は横に向けます。つける文字が直線であっても、曲線であ っても、またどちらに傾いた線も、とにかくこの例のとおりにつけます。


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